- 文法はたくさん勉強してきたけど話すのが苦手…
- 勇気を出して声に出しても全然理解してもらえない…
- リスニングが苦手で、相手の言っていることが聞き取れない…
- リスニングが苦手で、映画やドラマの会話が聞き取れない…
こんな人のための記事です。
そして、この記事を読むと下記が分かり、現在の悩みを解決できます。
- 発音練習の重要性
- 発音矯正に必要なたった一つのテキスト
英会話上達の心得
実体験からのアドバイス
僕は帰国子女でも、高学歴でもないです。
そんな僕が英語の”練習”を始めたのは25歳の時でした。
そうです、決して早くはないですね。
しかし、だからこそこれからお伝えする”練習”方法は説得力があるのではないかと思います。
さて、まず初めに伝えたいことは。
英会話習得に重要なのは、
勉強1:9練習
ということです。
そしてこれをあえて言い換えるなら、
インプット1:9アウトプット
英会話を習得したい日本人の方の多くは、まずは文法、そして単語を手あたり次第覚えるということをやりがちです。
いわゆる机に向かって”勉強”する方が多いのではないでしょうか?
しかし、
「いつまで経っても話せるようにならない。」
「でもそれ以外何をしたらいいかわからない。」
だから、ひとまずTOEICや英検の“勉強”をまた始める。
そう、日本人は非常に
”座学が好き”
そして、出来るだけ
”間違いたくない人種”
なのです。
そして何を隠そう、この文化が英会話習得に関しては非常にネガティブに働いてしまうのです。
言語学習を学問と捉えてしまうと、それだけで英会話上達の観点から見るとだいぶ遠回りになります。
例えば中学校の科目の中でカテゴライズするのであれば、英語は音楽、体育、美術のほうに分類してください。
国語、数学、理科、社会などの座学とは別ジャンルと考えてもらった方がしっくりきます。
さて、長々話しても飽きてしまいますし、時間の無駄なので担当直入に必要なことをお話しします。
英会話の習得に必要なのはズバリこの2つ。
あまり勉強しないこと
常に正解を求めないこと
上で言ったのと真逆ですね(笑)
まず、英会話習得を重く考えないでください。
というか習得しようと思わないでください。
そもそも英会話習得とは何ですか?
ハリウッド映画が字幕なしで観られるようになったら達成ですか?
英語版の小説をすらすら読めたら達成ですか?
仕事で海外のお客さんとスムーズなやり取りが出来たら達成ですか?
それとも、ネイティブスピーカーのようにどんな話題でも流暢に話が出来たら達成ですか?
そのゴールは人それぞれだと思いますし、それでいいと思います。
しかし、結局どのみち完璧な英語を話せるようになるということは不可能だということをまず知ることが大切です。
そもそも完璧な英語とは?をしっかりと説明できる人はいますか?
その前に今この記事を読んでくれているあなたは、自信を持って完璧な日本語を話していると言えますか?
完璧な日本語とは何ですか?
そう、
言語の習得に完璧は存在しません。
なのにも関わらず、完璧に出来なければ話さないなんて考えていたら一生話せるようにならないんです。
だってそもそも存在しない架空のレベルを追い求めているのですから。
英会話上達に必要なのは、出来るか出来ないかではなく、
やるかやらないか”だけ”
このマインドセットが本当に大切なのです。
- あまり勉強しないこと
- 常に正解を求めないこと
発音練習の重要性
僕の練習方法
ここからは、もう少し具体的な練習方法をお伝えしたいと思います。
僕がまず初めに行ったことは、発音練習です。
これはたまたまではあるのですが、僕は当時海外で歌手になることを夢見ていました。
まだ見ていない人は僕のプロフィールを是非見ていただきたいです。
この夢を達成するためにまず必要だと思ったことが、“発音”でした。
その理由は、英語で歌を歌うことが目的だったからです。
アメリカのネイティブ英語サウンドで歌えるようになりたいと考えたことで、発音の練習を始めました。
正直初めは海外の人達とコミュニケーションが取れるようになりたいなんて全く考えてなかったのです。
しかし、この選択こそが後々功を奏しました。
その理由はというと、実は考えてみれば当たり前なのですが、言語とはコミュニケーションツールなのだとということです。
言語とは、音声を交換することで相手に自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを理解するツールなのです。
そして、そのためには共通の音をシェアしなければいけません。
こんな例えが分かりやすいでしょうか?
日本では、犬の鳴き声を「わんわん」と表現します。
そして、それは殆どの日本人の共通認識として備わっているため、例えば僕が誰かに「わんわん」と言ったとすると、その誰かは僕が犬の鳴きまねをしていると考えるのです。
しかし、英語で犬の鳴き声を表す際に使用するのは「BowWow」です。
なので、例えば僕がアメリカ人に「わんわん」と言っても、そのアメリカ人は僕が犬の鳴きまねをしてるとは思わないのです。
言語は表面的です。
だってそうではないでしょうか?
もしあなたが今お腹いっぱいでも、誰かにお腹が空いたと言葉で伝えたならば、その人は、今あなたはお腹が空いていると思うでしょう。
だから、相手があなたの発した音を聞いてどのようにその意味を認識するかが重要なのです。
そして、そのためには相手が認識できる音を発声出来るようになることが言語というコミュニケーションツールを使用するにおいては非常に大切なのです。
- 言語はコミュニケーションツール
- コミュニケーションは、共通の音声やジェスチャーのキャッチボール
本当に必要な発音練習テキスト
僕の発音レベル公開
その当時、あまり発音の練習を率先して行っている人はいなかったような気がします。
発音に関する教材も今ほど多くはなかったのではないでしょうか!?
しかし、僕はたまたま出会ったこのテキストで発音の練習を始めたおかげで、今では一般的な日本人の多くが持つアクセントは殆どありません。
下記の動画は、僕の現在の英語力です。
参考までに見ていただけたらと思います。
観ていただけたらわかっていただけるかもしれませんが、もちろん英語ネイティブと間違われるほどの発音レベルではないことは自覚しています。
しかし、これ以上必要な理由は今のところ僕にはありません。
もちろん、今でも発音練習を欠かすことはありませんし、話す時も必ず意識しています。
しかし、完璧に出来るようになってからなんて言っていたら、一生話せるようになりません。
オススメのテキスト
それではここで、僕が本当におすすめする発音練習に最適なテキストをお伝えします。
英語耳
英語耳は、僕がこれまで発音練習に使用し自信を持っておすすめできるテキストです。
この英語耳には、各アルファベットの母音、子音の発音方法が上手に描かれています。
そして、その音を確認するためのCD(現在は音声ダウンロード)が付属されています。
このテキストに書かれている絵を参考にしながら口の動きを学び、実際の音声を聞きながら練習するといったシンプルなものですが、これが非常に大切なのです。
僕は今、幼稚園児と小学生たちを対象にした英会話教室を行っています。
そこでよく思うのは、生徒のほとんどが非常にシャイ。
あまり声に出してくれないんです。
でも、ノートは喜んで取りたがります。
だから僕は、生徒たちにこんな例えを使って声に出すことの大切さを伝えています。
例えばあなたがピアニストになりたいとしましょう。
毎週1回、1時間のレッスンに通うとします。
そこで、ピアノ教室に通うたびにデスクに座って楽譜の読み方を勉強して音楽理論などの知識も増やしていきます。
そして、例えばショパンの曲の楽譜を完璧に覚えたとします。
しかし、一度もピアノには触らずいつも家に帰ります。
さて、果たしてこれでそのショパンの曲が弾けるようになるでしょうか?
すると生徒たちはみんな揃ってこう言います。
「NO!」
では、あなたがサッカー選手になりたいとします。
毎回サッカー教室に通うたびにサッカーのルールを勉強して、さらには有名選手のプレーを動画で見続けるとします。
しかし、ボールには一切触らずに帰ります。
これでいつかはプロのサッカー選手として試合に出てゴールを決めることが出来るでしょうか?
すると生徒たちはみんな揃ってこう言います。
「NO!」
この例を今聞いてるあなたも、当たり前に「NO.」だと思いますよね?
しかし、
英語学習に関しては、なぜかこれをやってしまっている人がほとんどなのです。
参考書を開いて文法と単語を暗記するために多くの時間を机に向かって費やします。
そしてその実力を図るためにTOEICや英検といった試験勉強をするためにさらに机に向かいます。
そして、
「良い点数が取れた。」
「十分に努力した。」
そんな達成感を得ます。
しかし、いざ英語でコミュニケーションを取ろうとしたとき、全く言葉が出てこない自分に気が付きます。
そしてこう思うのです。
「なぜだ。。。」
「あんなに一生懸命努力したのに。。。」
「TOEICで800点取れたのに。。。」
「英検で二級に合格したのに。。。」
「なぜは言葉が出てこないんだ!?」
その答えは簡単です。
鍵盤を叩いていないからです。
ボールを蹴っていないからです。
言葉にする練習をしていないからです!
とにかく知識がなくても初めから声に出す癖を付けましょう。
そして英語話者に理解してもらえる音声を身につけましょう。
日本人の英語学習者からすると、どうやら発音から取り掛かるというのは遠回りに感じるようです。
しかし、僕の経験から言わせてもらえば、発音練習が一番英会話上達に効果があり、今でもその恩恵を受けていると言い切れます。
言語学習はそう簡単ではありません。
言ってしまえば、一度始めた言語学習に終わりはありません。
長期プランで考えて地道に練習を積み重ねるしか方法はないのです。
しかし、言語が音声を共有するコミュニケーションツールである以上、発声を避けることは出来ません。
だから僕は発音練習を強くオススメします。
そして、この”英語耳”がとても役に立つのです。
しかし、大体こんなこと言ってるよっていうことを、僕自身が解説している動画がありますので、こちらを参考までに観てみてください。
まとめ
僕はとにかく、英会話の習得には”たくさん声に出すこと”が必要だと考えています。
しかし、せっかく声に出しても正確な発音方法を知らないとせっかくの練習が半分以上無駄になると言っても過言ではありません。
正確な発音を学ぶべき理由は大きく分けて2つあると考えています。
- 正確な発音が出来ないと文章をスムーズに発声しにくい
- 正確な発音を知ることでリスニングにも効果がある
文章をスムーズに発声しにくい
英語ネイティブの話すスピードが速いのは、その裏には速く話せるロジックが潜んでいます。
実は、正確な発音で発声しないとあのスピードで話すことは非常に難しいのです。
各英単語には必ずアクセントをつける場所があります。
そして、文章になるとその文章を話す流れ(リズム)があります。
英語はそのアクセントの場所やリズム感が非常に大きなカギを握っている言語です。
たとえ同じ単語でも、アクセントの位置を間違えたり、リズムが悪いと伝わらないこともあります。
日本語とは全く違います。
だから、日本語で覚える癖をつけるのは絶対にやめましょう!
文章を理解するために、後ろから返り読みとか絶対にダメです!
後々実際の会話で必ず苦労します!
正確な発音を知ることでリスニングにも効果がある
自分で発する音も自分の耳に飛び込んできます。
正確な発音で発声すれば、正確な発音でのリスニング練習に繋がります。
ですので、せっかく声に出して練習するのであれば、スピーキングとリスニングを両方鍛える方が理にかなっていますよね!
言語習得には時間がかかるので、少しでも効率を上げることが近道になりますから!
おすすめの英文法テキスト
そして次に、英文法を学ぶ上で僕が本当におすすめのテキストをご紹介いたします。
「Essential Grammar in Use」
Basic Grammar in Useは、僕がこれまでの英文法学習で使用し、本当におすすめするたった1冊のテキストです。
こちらは、イギリスのケンブリッジ大学が出版している世界中の英語学習者に向けた英文法の教科書です。
そして、その中身は全て英語!
もうこれは英語学習者が英文法を学ぶ上で僕の思う完璧なテキストです!
このテキストは、B5サイズの見開きになっていて、左ページには上で書いたような例文が分かりやすいイラストと共により細かく書かれています。
そして、右ぺージは問題を解けるような形式になっています。
参考までに軽く中身を載せますとこんな感じ。
日本語やスペイン語等の翻訳文章が一緒に載っているものも見たことがありますが、それはオススメしません。
あくまでも、この英語のみで初めから理解するというのがポイントになります。
これまでも英語を勉強してる、もしくはこれから勉強したいと相談してきた友人や知人には必ずと言っていいほどこの本を紹介してきました。
そして、現在小学生に英語を教えているのですが、そのクラスで使用している僕のオリジナルコンテンツもこちらを参考にしています。
このBasic Grammar in Useの内容もこちらの記事でざっくりと解説していますので、是非こちらも目を通してみてください。
オススメの英会話レッスン
英文法学習、発音練習で培ったスキルは、実戦で使用することで身についてきます。
そこで、僕がおすすめするのがこちら。
【DMM英会話】
DMM英会話は、英会話を習得するために必要な要素をたくさん持ち合わせていると僕は考えています。
それらの要素は下記になります。
英会話習得に大切な要素
- 英会話を日常にする
- 目標を明確にする
- 様々なトピックに触れる
- モノマネをする
- 積極的に行動する
次の記事では、なぜ僕がこれらの要素が大切だと考えているかを解説しています。
さらに、次の記事ではDMM英会話を活用することで、どのように上記5つの要素を満たしてくれるのかを説明しています。
ゲーシーch動画で練習 【YouTube】
僕の人生を変えた、 “僕の英語”の習得方法を、すべて動画でわかりやすく解説しています。
読むより観る派の方は是非チェック!!
https://www.youtube.com/@geshi.channel
- 発音練習や英文法を英語のまま理解出来るようになる
- 英会話習得のテクニックやマインドセットが学べる
それでは、本日はここまで読んでいただきありがとうございました。
僕のブログが、少しでもみなさんのお力になることが出来れば嬉しく思います。
Let’s become world citizens together!!
See you soon!