独立ブログ

3度目の正直とは学びの事だと知った

個人でも保育施設と取引が出来る可能性が高いことを知った。

なんでも前向きに捉える僕は、まるで何か見えないものに背中を押されている気分だった。

 

外国人講師探し開始

これで一つ心配事が減った。

と考えているのも束の間で、次に行わなければいけないことある。

慎吾が日本に帰って来てはくれないと判断した今、他に英会話講師として協力してくれる人が必要だった。

やはり、僕一人でレッスンを行うのはあまり理想的ではない。

僕自身の英語力はそれなりのレベルに達してはいるが、帰国子女なわけでもないし、いい大学を出ているといった万人受けする箔があるわけではない。

僕だけの経歴では、インパクトを与えるには十分ではない。

さて、ではどうやって外国人を探そうか。

そんな時、ある一人の女性が頭に浮かんだ。

日本とオーストラリアのハーフのアカネだ。

彼女は、昔僕が海外で知り合った友人の親友であり、僕自身も会ったことがある正真正銘の帰国子女。

現在も日本とオーストラリア間で何かしらの仕事をしていると聞いている。

慎吾と同様、日本語と英語どちらも堪能で、すごく明るいムードメーカーのような彼女は、このプロジェクトに理想的かもしれないと思った。

彼女に連絡してみよう。

そして早速僕はアカネに連絡を取った。

何度かあったこともあるし、連絡先も知ってはいたものの、個人的に連絡したことはこれまでなかったので相手も驚いたことだろう。

このくらいの関係性の男性から女性へ久しぶりのダイレクトな連絡、しかもLINEとか知らないのでFacebookのメッセージで。

なんか変な誘いに思われないかこっちが妙に気にしてしまうが、もちろんまじめな相談だ。

そしてその連絡から一週間後。

アカネと電話で話をすることになった。

久しぶりに、そして初めてまともに二人で話をしたが、ここで、とても驚くことが発覚した。

なんと、アカネはその当時、日本とオーストラリアを繋ぐ教育系の機関で働いていたのだ。

完璧じゃないか!

そう思った僕は本題に入った。

まずは、今行おうとしているプロジェクトの概要を説明をした。

するとアカネは、

「すごく素敵な考えだと思う」

そう言ってくれた。

そうなれば僕も自信が持てる。

せっかく国を跨いだ教育に携わる仕事をしているのであれば、どのようなことをしているのか、今後のレッスン内容の参考になるような話が聞けるのではないかと根掘り葉掘り聞くことにした。

アカネは、日本とオーストラリア間で交換留学を斡旋したり、両国の小学校同士をオンラインで繋いで勉強する環境を提供したりしているとのことだ。

すごく興味のある話だった。

しかし、アカネはそのことについてプラスな面ばかりを話してくれたわけではなかった。

 

日本の教育は完全に遅れている

日本は教育におけるデジタル化が完全に世界に比べて遅れているという。

アカネの職場でも、せっかく両国をオンラインで繋いで同時に学習をしようとしても、オーストラリアの子供たちはデジタル化が進んでいて、一人一台タブレットを使用して普段から勉強している一方で、日本の子供たちは昔ながらのアナログな方法で行っているためそれらには不慣れで、同じように進めることが難しいというのだ。

現在は、日本でも学校によってはデジタル化が追いついてきているところもあるという情報は入ってきているが、確かに先進国の中ではだいぶ日本は遅れているようだ。

しかし、これはある意味僕にとってチャンスである。

小さく小回りの利く僕のような個人であれば、これまでやっていなかったことをスピード感をもって取り組む事も可能だ。

大企業では出来ないスピード間で市場を作る。

これしか勝ち目はない。

まあ、それは余談として一旦置いといて、実際にいろいろと話を聞いていくと、世界に通用する人材を育成する教育方法があることを教えてくれた。

それは、国際バカロレア

以下文部科学省のHPより抜粋

国際バカロレア(IB:International Baccalaureate)は、1968年、チャレンジに満ちた総合的な教育プログラムとして、世界の複雑さを理解して、そのことに対処できる生徒を育成し、生徒に対し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に付けさせるとともに、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。

なるほど、確かに世界に羽ばたく人材育成のための機関のようだ。

こういう期間が実際にどのようなことをしているのか参考にしていくのも確かに面白そうだ思った。

しかし、僕のやりたいイメージとは少し異なると思った。

なにせ、僕のプロジェクトの相手は保育施設に通う園児達。

しかも、スクールを創設するわけではないので、ガチガチのカリキュラムを組んでバキバキに教育しようというのが目的ではないし、そこまでの時間を提供することは出来ないだろう。

僕のプロジェクトのイメージは、あくまでも子供たちに英語を楽しいと認識してもらうことが最優先。

そして英語を通して世界は広いと知ってもらい、将来の選択肢を増やしてほしいというのが狙いだ。

小さい頃から英語環境が日常にあり、国語や算数のように誰もが通る道になれば、この目標は達成出来るかもしれないと考えているのだ。

そして、そんな学校に息子も通わせてあげたい。

そう思っていた。

 

同じ過ちの繰り返し

さて、一旦バカロレアに関してはさておき、本日の本題だ。

本日の電話の目的は、アカネを勧誘すること。

がしかし、

またしても慎吾の時と同じだ。

これだけしっかり充実した毎日を送っているアカネに、これから立ち上げる先行き不透明なスタートアップビジネスに力を貸して欲しいというのは無責任なのではないか。

そう思った僕は、結局アカネを誘う事はしなかった。

いや、元々こちらから誘う気はなかったのかもしれない。

もしかすると僕は、この話しをした時点でアカネの方から、

「すごい!私やってみたい!」

そんな事を言ってきてくれるのではないかという都合の良い展開を期待していたのかもしれない。

しかし、もちろんそんな事は起こるはずもなく。

アカネに話しをしている間、もちろん僕も熱意を持って話しをしているのだが、アカネの方がしっかりしていて知識もあることがわかってくると、どうしても自信がなくなってしまった。

そして結局、誰か講師として興味を持ってくれそうな外国人の知り合いはいないか

そう話しを持ちかけて、その日の打ち合わせは終了した。

正直、何人か声をかけてみるとは言ってくれたものの、あまり期待出来る雰囲気ではないと直感的に思った。

そして何より、自分のふがいなさにため息がついた。

思い起こせば三連続。

他力本願が続いたからだ。

慎吾の時と言い、友人に丸投げした時と言い。

このままではダメだ。

何とか自分の力で、知り合いを頼らずに、しっかり仕事としてオファー出来るようにならなければ。

相談という形がもしかするといけないのかもしれない。

しっかりとしたビジョンを自信を持って相手に伝えていかなければ、こんな今にも沈没しそうな船、いや、骨組みだけでこれから沖に出ようとしている筏の乗組員になりたいなんて誰も思わないであろう。

もっと頭をフル回転させねば。