独立ブログ

ドリームキラー現る

ここまで、独立を決断してから約3カ月の期間が経った。

 

拝啓、吉村様

振り返ると、たった3カ月にしてはすでにいろいろあったと思う。

僕はこの当時サラリーマン。

子供もまだ10カ月ほどで、寝る時間や起きる時間も定まっていないため、夜中に何度も起こされほぼ毎日寝不足が続いていた。

家庭は共働き。

妻も出産を終えて約半年程度で仕事に復帰していたので、夫婦二人で平等に炊事洗濯、そして子育てを行っていた。

まだこの時点では、会社に何も伝えずに社外で密かに活動を行っていたため、会社の仕事も精一杯行わなくてはならない。(まあ伝えていたところで会社員である以上精一杯行うのだが)

行き帰りの通勤電車、ランチタイム、そして息子が寝静まった後の時間を利用して、とにかくどんなコンテンツであれば子供たちが喜んでくれるのか、保育施設は必要としてくれるのかを考えまくる日々が続いていた。

そんなある日、ふとある人物の存在を思い出した。

吉村さんだ。

いざ、真っ青な大海原へ右も左もわからない中手探りで進む独立までの道のりを正直に綴って行きたいと決めた。何から始めればいいかわからないがとにかくライバルを探した。しかし、今自分が挑戦しようとしていることがブルーオーシャンかもしれないということに気が付く。さて、この新しい市場を手に入れることが出来るか、いざ勝負の時だ。...

そういえば以前、電話でいろいろと話しを聞かせてもらってから近況報告は一切していなかった。

せっかく応援すると言ってくれたので、その後それなりにいい感じに進んでいるということを伝えてみたいと思った。

そしてこの頃、僕には考えていることがあった。

レッスンを行うためのシステム構築だ。

取り急ぎ最初の段階では、既存のオンライン会議システム、Zoomを使用する予定だ。

Zoomであれば、バーチャル背景を使用出来るし子供達も飽きずに楽しんでくれるのではないかと思った。

なるべくお金をかけずに出来るところまでやりたかったというのもある。

そしてもう一つ、同時翻訳ツール。

僕のレッスンのイメージは、幼稚園の教室に数十名の園児と各クラスの担任の先生が待機している中、準備されたスクリーンから外国人講師が出てくるというもの。

僕としては、外国人は日本語が出来なくてもいいと考えていた。

しかし、完全に意思の疎通が出来ないと楽しめない可能性がある。

そこで同時翻訳ツールを使用して外国人が言葉にした内容をすぐに日本語で同時翻訳して画面上に反映することで、担任の先生には内容を理解してもらって園児たちをリードして欲しいと思っていた。

しかし、ここで一つ思い出したことがあった。

以前、吉村さんがフィリピンからレッスンを行っていた時、吉村さん自ら考案したというリモート配信システムを使用していたと言っていた。

もしかすると、そのシステムを使えばそれだけで上記すべてを同時に可能にしてくれるのではないかと考えた。

僕には、漠然と不安に思っていることがあった。

上にも書いたように、Zoomや同時翻訳システムは既存の民間企業が運営しているシステムだ。

ということは、例えばこれらの会社が倒産、もしくは何らかの理由で使用できなくなってしまうこともあるのではないかということ。

だから、自分自身でシステム開発を依頼して構築してもらうということが必要なのではないかと考えていたのだ。

そこで吉村さんにそのシステムについて聞いてみようと思ったのだ。

久しぶりに以前繋がったLINEからメッセージを送ってみた。

「お久しぶりです。その後いろいろと進みましてなんとか続けております。この度ご相談させていただきたいことがあるのですが、近々お電話でお話しすることは可能でしょうか?」

するとすぐに返事が返ってきた。

そして近日のスケジュールを教えてくれたので、久しぶりに電話で話をすることになった。

 

恐るべしドリームキラー

そして、当日を迎えた。

僕は吉村さんに近況報告をした。

その後の流れ、作成中のコンテンツのアイデア、実際に外国人を面接してレッスンサンプル動画の撮影なども始めている、そして実際にレッスンを行う上で独自のシステムが必要と感じたので、吉村さんの開発したシステムについて詳しく聞きたいということを伝えた。

きっと無理であろうと言われていたあの頃から約3カ月、これだけ進んでいる事を伝えたら少しでも可能性を感じてくれるのではないか、本当にやる気があったんだというところを見せつけられたのではないかと思った。

しかし、

吉村さんからのフィードバックは全く逆であった。

「全然やりたいことが具体的に見えてこないですね。システムがどうとかの話の前に、今聞く限りでは起業する準備が全然出来てないと思いますよ。前回話をしてからだいぶ時間も経っているのにまだそんなことしてるんですか?遅いですよね?自分で事業を行うというのは簡単ではないですし、もっと調べた方がいいですよ。例えば、起業塾とか行ったことありますか?そういう場所であれば同じように起業しようと切磋琢磨している人たちがたくさんいるので、いい出会いがあるかもしれないし勉強になりますよ。まあ、僕なんかよりもっとキツイことを言う人もたくさんいるとは思いますが、Geshiさんの為ですからね。今のままじゃあ難しいと思いますよ。そしてまず直接幼稚園なりに足使って営業に行っていろいろ聞いてみたらいいですよ。まあもちろんせっかく時間を作ってもらうんだから手ぶらで行くほど失礼なことはないので、主意書みたいなものとか、資料をしっかり作って持って行く事をお勧めします。そういう作業がGeshiさんの血となり肉となるんですよ!」

、、、

、、、、、

愕然とした。

こんなにボコボコにされるとは全く考えていなかった。

確かに説明は上手にまとまっていなかったかもしれない。しかし、自分なりにここ3カ月間行ってきたことには自信を持っていたし、多少なりとも褒められると考えていた。

様々な角度から来るイライラが止まらなかった。

吉村さんに対して、なぜここまでボコボコに言われなければいけないのだというイライラ。

そして自分に対して、もしかして僕は本当に独立には向いていないのではないかという怒りと悲しみが合わさったような気持ちでかなり落ち込んだ。

このまま独立への道を追いかけられるのか。

もしくはやはり、このままサラリーマンでいる方が僕には合っているのか。

この時初めて大きな壁にぶつかったと感じた。