独立ブログ

思わずこっそり笑った誤算

覚えていてくれたら嬉しいが、本日は以前こちらの記事にて紹介した、ルーマニア人のアンドレイの話である。

 

キーマン「アンドレイ」

いざ、世界の架け橋を与える者へ自分のこだわりを仲間というスパイスで引き立てれば、より濃厚な人生を送れるのかもしれない。そして、より濃厚な人生を送れたら、子供たちにより良い未来を提供出来るかもしれない。そんなことを考えるきっかけをくれた出会いのお話し。...

その後アンドレイとは数回連絡を取り合い、実際に簡単な15分間のレッスンフローのアイデアをもらった。

しかし、

「ありがとう、参考にするよ」と受け取ったものの、なんだか内容がありきたりに感じた。

例えば、まずレッスンのベースはフラッシュカードを使用するということ。

ちなみにフラッシュカードとは、絵の描いてある単語帳みたいなもの。

名前の由来は、カードを一瞬だけ子供たちに見せてすぐにまた引っ込めることで、カードがフラッシュのように光って見えることが由来のようだ。

そして、今のカードには何が書いてあったでしょう?と質問してそれに子供たちが答えながら単語を覚えていくというものだ。

こちらにフラッシュカードおすすめで調べるといくつか出てきたので参考までに↓

 

これまで僕は子供たちに実際に英語を教えて経験はない。

しかし、自分自身がこれまで勉強してきた中で効果があったことをベースにコンテンツを作成したいと思っていた。

それはもちろん自分自身が納得できるからだし、そのメソッドにも自信あった。

これには子供も大人も関係ないと思っていた。

フラッシュカードを使用する目的は、英単語の暗記だ。

僕自身が英語を学習する上で大切にしていることの中で、単語を暗記するということの優先順位は低かった。

なぜかというと、僕の持論だが「暗記はいつからでも出来る」ということだ。

おはよう = Good morning

イヌ = Dog

そんなことはそれなりに歳をとっても覚えられるであろう。

わざわざ幼少期の頭の柔らかい時期に行う必要はない。

ほんの少しだけ、僕が思う幼少期に英語に触れてほしい理由を説明しよう。

それは子供の言語の覚え方にある。

子供達は、とにかく物まねのプロだ。

身の回りの大人たちがそれぞれの状況下で話していることを観察して、それを自分のものとして習得していく。

お母さんが食事の前に「いただきます」と言っているのを毎日見ていることで、自分も同じ状況で同じ言葉を発するようになる。

そしてそこには、なぜその時それを言うのだろうという疑問や憶測はない。

自分にとって大切な人がそう言うから自分もそうする。

ただそれだけなのだが、言語習得とは極限までそぎ落として考えればそれに尽きると思う。

この感覚は本当に言語習得に関しては大切だが、残念ながら大人になるにつれて失われていく。

まあ、僕の英語の習得方法に関しては話すと長くなるのでまた別の記事で説明させていただきたい。

とにかく、アンドレイの作ってくれたレッスンフローにはあまり共感出来なかった。

しかし経験豊富な彼のことだ、きっとこのやり方で普段から子供たちが楽しんで学んでくれることを知ってのことだろうということも分かっている。

だから、ひとまず僕の悪い癖である「自分のオリジナルにこだわる」という部分を少し捨てて、アンドレイからの提案も候補として残しておこうと思った。

そんなやり取りを頻繁に続けながら、僕の方でもサンプル動画の音楽制作もどんどん進めていた。

そして、とうとうアンドレイと動画撮影を行おうということになった。

 

予想外の誤算

アンドレイには、マイカの時と同様作、楽曲と歌詞を事前に渡してある程度スムーズに歌えるように覚えて来てほしいと伝えた。

そして、撮影日時を決めて早速スタジオ探しを始めた。

前回のマイカと撮影した際の失敗ポイントを踏まえてのスタジオ探し。

前回は、

・到着までの道のりで迷う

・スタジオの部屋が暗い

・グリーンスクリーンの組み立てに予想以上に時間がかかる

・曲の習得レベルが微妙

これらの準備不足が当日の撮影に影響をきたした。

初めての動画撮影それから引き続き数名の面接を行ったが、なかなかイメージの合う人材は見つからなかった。 よき出会い そこで、一旦いわゆる講師探...

だから、それらを頭に入れて再びネット検索。

すると、このようなレンタルスペースを発見。

「スタジオKUKUNA」

北区十条という立地にあるレンタルスペースで、主な使用用途は、フラダンスから刺繍教室まで幅広く使用可能とのこと。

大きな音が出る楽器は不可能とのことだが、生声で歌う程度なら全く問題ないという。

価格もだいぶお手頃価格。

そして、十分な広さがあり、何より明るそう。

よし、ここにしよう。

実際にHPより連絡して、無事希望の日時に予約完了。

コロナ渦ということもあり、予約客を制限しているようだった。

そして、当日までにもう一度グリーンバックの設置方法を確認してスムーズな撮影に備えた。

そして当日、十条の駅でアンドレイと待ち合わせ。

前回の失敗を教訓に、早めに駅に着き、実際にスタジオの場所を確認した。

スタジオは十条駅から徒歩5分程度の場所にある「地下スタジオ」。

オーナーさんとは事前にLINEにて連絡を取り合うシステムで、基本直接会うことはなさそう。

スタジオも受付のいない無人スタイルだ。

事前に鍵の番号を教えてもらっていたので、ロックを解除し中を確認。

すると、上記の写真通りのスタジオで明るいし広い。

よし、ここまでは完璧。

そして、待ち合わせまで少し時間が余ったので、近くのコンビニでおにぎりとチキンを立ち食いして、再度十条の駅まで待ち合わせに向かった。

待ち合わせ時間になると、アンドレイが改札から出てきた。

大柄だが優しさ溢れるクマさんのような雰囲気を醸し出していた。

リアルで会うのは初だ。

Nice to meet you アンドレイ。

早速、二人で何気ない会話をしながらスタジオに向かった。

スタジオに入り、まずは契約書にサインを交わす。

撮影した動画をYoutubeやSNSに公開してもいいという承諾をもらうためだ。

そして、本日の撮影に対しての報酬を支払うための請求書と領収書にもサイン。

ペーパーワークをさっさと済ますと、僕はグリーンスクリーンの設置を急いだ。

アンドレイもこれを手伝ってくれてここまではスムーズ。

iPadをスタンドに立て、Airpodsを渡して撮影準備OK。

それではやってみよう。

アンドレイが片耳だけイヤホンをし、そこから流れる音楽を聴きながら歌い出した。

すると、

おや、、

あれれ、、、

これはもしかして。

僕は、すぐに自分の犯した大きな失態に気が付いた。

今回の動画に使用する音楽に関しては、特別な歌唱スキルは必要ない。

だから募集要項に「歌が得意なこと」を含めていなかった。

しかし、これが間違っていたのだ。

よく考えたらわかるが、どこからが歌が得意という概念は人ぞれぞれ違う。

本気で歌手を目指していた僕にとっての歌が得意という概念は、歌を歌う中で細かい技術を持っているというレベル。

歌が得意でない人=下手

ではなく、歌が得意でなくても普通に音程を外さずに歌うことは、特別難しいことではなく、誰でも出来ることだと思い込んでいたのだ。

しかし、ここにきて気づいた。

世の中には、聞いた音をそのまま声に出すことが出来ない人も多いのだということに。

そしてアンドレイは、どうやらその一人のようだ。

音程をバンバン外しながら歌い出したのだ

やってしまった、、。

心の中で僕は、

「アンドレイ、初めから断れよぉ。。」

しかし、そんなことが今更言えるはずもなく、

「いい感じだな~」

「でも、次はもう少し力込めて歌ってみよう」

なんて言いながら何度もテイクを重ねてもらった。

編集は後からいくらでもできる。

何度も歌ってもらって、その都度良かった部分を後で繋ぎ合わせれば、最終的にはそれなりものが出来上がるであろう。

そう願った。

そんなこんなで、3時間のスタジオ撮影は幕を閉じた。

とにかく何度も歌ってもらって、まずはアンドリューに感謝。

本人も楽しかった様子だったので、最終的には充実した一日だと感じられた。

これもアンドレイの人柄だ。

スタジオの終了時間いっぱいまで滞在したので、そそくさと片付けをして、本日の撮影の報酬を現金で渡してこの日は終了した。

そして二人で十条の駅まで歩き、動画は編集が終わり次第後ほど送ると伝えて別れた。

こうして出来上がった動画がこちら↓

 

思わぬハプニング?があったが何とか2本目の動画を撮り終えた。

とにかくよかったことはアンドレイがとてもいいやつだったこと。

今後も必要であればなんでも協力してくれると言ってくれた。

これから長い付き合いになりそうな予感がした。

さて、もう一本動画を撮ってくれる人材を探さねば。